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年を取ると筋肉は鍛えられない?年齢と筋肉量のホントの関係とは

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年齢を重ねると、どうしても体は思うように動かなくなってきます。そうすると「年を取ると筋力も衰えるのだから仕方ないよね……」と思ったりしませんか?

実は違います!筋力は何歳になっても鍛えることができるんです。

そこで今回は、ビーナスで実施している体力測定などをもとに、年齢と筋力の関係について見てみたいと思います。

 

確かに「何もしなければ」年齢とともに筋力は衰える

筋繊維数の減少は、25歳をピークにして65歳までの40年間で約25%減少し、それ以降80歳までの15年間で、さらにその25%減少するといわれています。

つまり、65歳まではゆるやかな減少ですが、それ以降になると減少の速度が速くなるのです。

「特に何の対策も取らなければ」、年とともに筋力が落ちるのを避けることはできません。

 

ただし何歳からでも筋力を増やすことはできる

株式会社ビーナスでは、ご利用いただく皆様のADL(日常生活動作)の変化を計測するために3ヶ月に1度、体力測定を実施しています。

例えば以下は、あるご利用者様(82歳・女性)の体力測定結果の変化です。

【TUG】
 3m先のカラーコーンを回って戻ってくるタイムを計測
 (前回)31.26秒 →(今回)23.08秒

【2分間足踏み】
 2分間で足踏みできた回数を計測
 (前回)45回 →(今回)97回 

TUGで8.18秒の改善、2分間足踏みで52回アップという好結果になりました。

(ちなみに、ビーナスに通って継続的に運動していただくことで、どれくらいADLに変化があるのかについては、下記の記事も合わせてご確認ください)

 

これは特別な結果というわけではありません。高齢になっても筋力は鍛えれば、強くなるのです。

60~72歳を対象にして12週間の筋力トレーニングをした結果、筋力が170%に、膝伸展筋力が227%に増加したという報告もあります。ことに肥大したのは、遅筋よりも速筋で、衰えやすいほうの筋繊維が大きくなったのです。

高齢になっても、三ヶ月程度、筋力運動を続ければ、筋力はふえるのです。筋力は80代になっても、いやいくつになっても鍛えてふやすことができるともいわれます。

 

まとめ

70歳代に入ってくると筋力が急に衰えた気がしますよね。

しかし、「もう歳だから……」とあきらめる必要はありません。何歳になっても筋力はアップできるのです。

「年に1回は日帰りでも旅行に行きたい」とか「杖無しで買い物に行けるようになりたい」など、身近な目標を立てて楽しみながら運動することが重要です。

ぜひ積極的にトレーニングしてみてくださいね!

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